先日、『新編 英和活用大辞典』という辞典を購入しました。かなり大きな辞典なので CD-ROM 版の方にするか迷いましたが、一覧性を重視して書籍版を選びました。
この辞典の旧版は、日本の英学史上の巨星の一人、勝俣銓吉郎氏の『新英和活用大辞典』という辞典です。氏は、英字新聞記者を経て 1906 年に早大講師、のち教授となった方ですが、語と語の繋がりを示す連語 (コロケーション) に着目し、50 年の歳月をかけて何十万ものコロケーションをカードとペンで収集し、結果として約 20 万の用例を辞典に収録しました。編纂の段階では「視力減退のため」自身で校正もできないほどになっていたらしいです。勝俣銓吉郎氏のご尽力の凄まじさにはただ感服するしかありません。同時に、日本にもこういう辞典があるのだなと思いました。
その新版である『新編 英和活用大辞典』は、ネイティブによるチェックが入り、旧版 (約 20 万用例収録) と比べると記述の 8 割が一新され、用例数は約 38 万になったようです。記述の 8 割が一新されたとしても、氏が人生の大半を費して辞典の中に結晶化したコロケーションに関する洞察は未だに根付いていて、その息吹が辞典から読み取れることを期待します。値段 (16,800 円) は高価ですが、それに見合う辞典かと思います。
参考にさせていただいたリンクをメモしておきます。
出国予定はまだ無いのですが、有効期限がそれなりに迫ってきたので余裕のあるうちに済ませておこうと思い、パスポートを更新しに行ってきました。都庁の受付で申請し、受け取りは 9/17(水) と言われたので、1 週間程度かかるようです。10 年用の旅券で、16,000 円の手数料を受け取り時に支払います。
ちなみに、今では原則 IC 旅券になるので、IC 旅券でない旅券を更新する場合も新規と同様の扱いらしいです。
関連リンクをメモしておきます。
[2008.9.18 追記]
申請していたパスポートを取得しました。IC チップが埋め込まれたページがパスポートの中程に挟まれています。今回のように IC 旅券に切り替える場合、古いパスポートは記念にもらえるらしいです。
最近 Flash をいじる機会があったので、Flash(ActionScript) のデバッガをメモしておきます。まだ使い切れていないので、これから良し悪しを見てみようと思います。
一ヶ月ほど前から始めたジョギングが習慣になっています。毎週ほぼ同じ時間で 30 分程度をジョギングの時間と決めて走っています。最初はあまり走れませんでしたが、徐々に走りに余裕が出てくるのが面白いです。無理せず継続してさらに余裕が出てくれば、もう少し走る頻度や距離を増やしてみようと思います。
そのジョギングの最中に、気分転換も兼ねて音楽などを聴けるようにしたいと思い、今更ながら iPod shuffle を購入しました。Apple Store からオンラインで購入したのですが、その場合は無料で裏面に好きな文字をレーザー刻印することができるようなので、ありきたりではありますが自分の名前を入れておきました。購入したのは以下の 2 点です。今後のジョギングがさらに楽しみになってきました。
- iPod shuffle 2GB Personalized シルバー 7,429円 (税抜)
- Griffin Tempo Armband for iPod shuffle 2nd generation(グレイ) 2,362円 (税抜)
余談ですが、最近の脳研究によると、習慣的なジョギングが身体だけでなく脳の働きにも好影響をもたらすということが分かってきているようです。ジョギングを始めた後から読み始めたある書籍にそのようなことが書かれていました。この点については、後でこのブログにまとめてみようと思います。
気分転換用に少しずつ読み進めていこうと思って最近購入した本が面白いので、メモしておきます。
数学者が数学を使って事件を解決するというストーリーなのですが、使われている数学は結構高度で、Neural Network や Bayesian Inference など応用数学の分野の手法が普通に出てきます。ただ、それだからと言って難解な数学用語がどんどん出てくるわけではなく、比較的平易な英語で例を交えながら分かり易く説明されています。
もともとは米国で金曜日の 22 時から放送されているテレビドラマらしく、そのドラマでは FBI 捜査官の兄と数学者の弟のコンビが活躍する設定のようです。日本では FOXCRIME で放送されています。DVD が出たら借りて見てみたいです。
本にしてもドラマにしても、数学が実世界に役立つということをシンプルに伝えるには良い教材なのではないでしょうか。今までにないタイプのストーリーのような気がします。本については邦訳も出ています。
先週末、第 18 回世界コンピュータ将棋選手権にて優勝プログラムと準優勝プログラムがそれぞれ平手戦でアマトップの実力者を破りました。この事実はあまたのニュースで取り上げられていますが、これによってコンピュータ将棋がアマのレベルを越えた、というのはやや短絡的であり、言い過ぎであるような気がしています。
この出来事の要因には、CPU などのハードウェア上の進歩や学習アルゴリズムなどのソフトウェア上の改良も当然ながら有りますが、エキシビジョンマッチ故の人間に有利なルールや対局場所の雰囲気なども有ったと思います。具体的には、ルールについては持ち時間 15 分、切れたら 30 秒の秒読みという持ち時間に関するルールがあり、これはアマトップと言っても十分に実力を発揮する程の思考時間ではないと思われます。対局場所については、コンピュータ将棋の開発者やそのマシンが集う大部屋での対戦であったこと、また秒読みについては激指戦をネット中継で見る限りアマトップの方のすぐ隣りの席で読まれていたことから、アマトップの方にかなりのプレッシャーが有ったことは容易に想像がつきます。
対局後には、準優勝プログラムの作者棚瀬さんが、現在のコンピュータ将棋にも弱点があって、その弱点を突くような指し方をすればアマでも勝つことができるという意味のことを仰っていました。実対局では、コンピュータ将棋に対してがっぷり四つに組んでから戦うという流れでしたが、それはむしろコンピュータの得意な戦略であり、例えば現在のコンピュータ将棋の主たる弱点である序盤に攻撃を仕掛けるような戦略を採れば、アマであっても勝機はまだ十分にあるということかと思います。
もちろん、この対局はコンピュータ将棋の大会のエキシビジョンマッチであるので、上記の環境面については仕方が無い部分もあるかと思いますが、新聞記事などのニュースの多くにはこれらのことは省略されているので、その読者は記事を読んで短絡的にコンピュータ将棋がアマのレベルを越えたという思い違いをし易そうであるという意味で、いささか乱暴な印象を受けます。
しかしながら、その厳密性や正確性はさておき、現在のコンピュータ将棋のトップがアマトップと同程度の実力を持つということは事実であると言えます。さらに、このような公の場で誰々が誰々に勝った、負けたということは、細かな諸条件が無視され得る程に誰の目にも明らかな事実であり、この出来事はコンピュータ将棋の歴史に明確に刻まれていくものなのでしょう。
ちなみに、今回のこの出来事は、コンピュータ将棋は既にアマトップを破ったのだから、次にコンピュータ将棋が対戦すべき人間はプロ棋士になるでしょう、という分かり易い論理展開の根拠になり得ますが、将棋の文化という側面からも、その前に、エキシビジョンではないコンピュータ将棋と人間の対局について勝負としての公平さや厳密さを議論する契機になって欲しいと個人的には願っています。
自宅サーバを再構築して、本サイトも復活させました。以前使用していた自宅サーバは ThinkPad T42 だったのですが、やはり 24 時間稼働に無理があったようで CPU ファンが壊れて OS が起動しなくなりました。そこで色々と検討した結果、サイコム社の Silent-Master AMD Edition Ⅴ/B2350 を新しく購入しました。購入しようと思った日の翌日に本モデルが販売開始になったので、タイミングが良かったです。
今回重視したのは、静音性、省電力性、サーバ構築時間、コスト、耐久性です。まだ使い始めて間もないですが、トータルで考えて個人的には満足しています。各々の基準についてのメモなどを書いておきます。
1) 静音性
- PC 稼働時の動作音は非常に静かです。動作音のデシベル値の測定結果は出ていないですが、例えるならビジネスホテルの部屋の空調音のようなレベルで全然気になりません。
- 今回色々と比較してみて、静音性のポイントは CPU ファンと HDD かと思いました。
- CPU ファンについては、本機には大型 120mm ファンがデフォルトで付いています。
- 個人的に興味があって、HDD 静音ケース (SMART DRIVE Classic Black) を追加で付けました。
- HDD については、基本的に当たり外れがあるとは思いますが、本機の HDD の動作音は静かな方だと思います。ただ本機の場合、HDD 静音ケースによる静音効果が大きいと思われます。
- その他の要素としては、PC ケースの左右上部に静音シートがデフォルトで付いています。
2) 省電力性
- 4) コストと関連しますが、電気代という running cost を抑えたいというのは個人ユーザの切実な願いだと思います。その点、本機 CPU の AMD Athlon X2 BE-2350 は Dual Core で 45W という低消費電力を実現しています。最近の CPU にはさらに良いものが出ているかも知れませんが。
- 一人でできることは限られますが、eco-friendly な観点からも個人的に重視したいポイントです。
3) サーバ構築時間
- ここでのサーバ構築時間とは、PC の見積から受取までと、OS や一連のミドルウェア、アプリケーションの導入と設定が完了するまでの時間を指します。この時間がなるべく短い方が当然ながら嬉しいです。
- 金曜日に発注して、翌週の土曜日の午前中に届きました。見積と発注にかかった時間は数時間程度でした。
- サイコム社の見積フォームは整然としていて、各パーツの説明が充実していました。
- 以前、Debian GNU/Linux 4.0r0(etch) statble でサーバを構築したので今回もそれに倣いました。必要なアップデートは後で行います。
- OS、ミドルウェア、アプリケーションの構築手順メモを手元に残してあったので、それを活用して正味数日程度の作業で済みました (もちろんそれなりの苦労は伴いましたが)。
4) コスト
- ここでのコストとは、経済的なコストを指します。
- 以下の見積の通り、全部で 6 万円強でした。
- 追加で付けた HDD 静音ケース (5,680 円) は贅沢品の部類に入るかも知れません。これを除けば、約 57,000 円になります。
5) 耐久性
- まだ使い始めたばかりなので確かなことは言えません。
- 盲目的に信じることはできませんが、価格.com のユーザレビューによると、HDD の Seagate ST3160815AS (160G SATA300 7200) の耐久性に関する評価は上々のようです。ただ、これも当たり外れがあると思います。
- HDD 静音ケースは HDD 動作音を低減する機能とともに、HDD を冷却させる効果があり、これにより HDD の寿命はより長くなり得ます。
6) 備考
- 最適のパーツを組み合わせて自作 PC を組み上げるのは楽しいですし、コストダウンにもつながると思いますが、今回はそこまでする時間的余裕は無かったので BTO PC にしました。
- 空冷方式の CPU ファンについては、その冷却性能は基本的にファンのサイズとファンの回転数に依存します。また、ファンの回転数と静音性はトレードオフの関係にあります。なので、一般的に、ファンのサイズを大きくするとファンの回転数を小さく抑えることができ、その結果として静音性が高まり易いという傾向があります。
- PC の実際の消費電力を計測するには、ワットチェッカーなどの機器を使用する必要があります。今回はそこまではしませんでした。
- 本機の CPU は AMD (Dual Core) なのですが、OS (Debian GNU/Linux) のインストールは amd64 の CD イメージだと何故かうまくいかず、結局 i386 netinst CD イメージからネットワークインストールしました。
今回の自宅サーバ用 PC の見積を貼付しておきます。
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Radiant Silent-Master AMD Edition5
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CPU : AMD AthlonX2 BE-2350[SocketAM2/DualCore/2.1GHz/L2 512KB×2]45W (標準構成価格52,800円)
CPU-FAN : SUNTRUST NAGINATA[薙刀](標準)
MOTHER : GIGABYTE GA-MA69G-S3H[AMD 690G + SB600](標準)
MEMORY : 2048MB DDR2-SDRAM PC5300[1GB*2枚]【メジャーチップ・6層基盤】(+4,180円)
FDD : なし(標準)
HDD : Seagate ST3160815AS [160GB 7200rpm 8MB S-ATA2 流体軸受](+990円)
ExDrive : なし(標準)
HD/option: SMART DRIVE Classic Black [5インチベイ1つ使用](+5,680円)
OptDrive : 【黒】DVD-ROM(読込専用);16倍速DVD/48倍速CD+再生ソフト(標準)
VGA : [オンボードVGA機能搭載](標準)
SOUND : オンボード[8ch HD Audio](標準)
ExCard : なし(標準)
LAN : GigabitLAN [1000BASE T]オンボード(標準)
CASE : 【黒】Antec SOLO[電源なし](標準)
POWER : EverGreen SilentKingα HK400-14GP [400W](標準)
OS : なし(標準)
Office : なし(標準)
S-Cable : スマートケーブル標準装備
N-PAD : 騒音・振動吸収シート(標準装着)
KEY : なし(-760円)
MOUSE : なし(-870円)
USBメモリ: なし(標準)
SPEAKER : なし(標準)
MONITOR : なし(標準)
支払い : 銀行振込/郵便口座振込
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●商品単価 : 62,020円
●ご注文台数 : 1台
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●商品金額 : 62,020円
●発送料 : 1,500円
●手数料 : ―円
●合計金額 : 63,520円
英語のニュースサイトは BBC、CNN、CBS など多数ありますが、その中でも PBS の Online NewsHour は良くできていて、語学学習という視点で見ると私の知る限りでは抜群の無料リスニング教材です。その特徴をいくつか挙げてみます。
- ニュースがカテゴリ毎にしっかり分類されており、サイト全体が整然としていて見易い。また、余計な広告もほとんど無い。
- 様々な配信形式が用意されている (real audio, mp3, podcasting)。
- 一つ一つのニュースが比較的長く、聴き応えがある (例えば 10 分を越えるものなど)。
- 各ニュースには基本的に full transcript が付いており、トークが忠実に書き下されている (例えばパイロットの早口な応答や子供の舌っ足らずな話し声など) 。
- 長めのニュースの transcript は小トピックごとに小タイトル付きで分けて書かれていて、話の展開が理解し易い。
もちろん最初からここまでの充実度は無かったと思いますが、サイト自体は 1996 年からあったようで、もっと早くに知っておきたかった存在です。最近は、興味のある Science Reports を中心に視聴しています。
達意の文章にはまだ程遠いレベルであり恥ずかしながら、という感じですが、英語ブログを立ち上げました。当ブログの翻訳版という訳ではなく、こちらはこちらで気ままに書いていこうと思います。
http://junaraki.net/blog/en/
環境としては同一ドメイン下で MySQL の DB を共有しつつ、WordPress を複数存在させている格好です。WordPress MU にはしませんでした。参考にさせていただいたサイトをメモしておきます。
最近何かと脳に関する話題を耳にする機会が多いので、脳科学者の池谷裕二氏の以下の書籍を寸暇に読み進めていたのですが、ようやく読み終わりました。興味深かったので感想を書いておきます。
『記憶力を強くする』では、序文の中で「現代脳科学はすでに「記憶力」を増強させるための手かがりをつかんでいます。」とある通り、脳科学の最新の知見から記憶について様々なヒントを与えてくれます。話の進め方は科学者らしく論理的で、読み易いと思います。最後の方には記憶力増強に関する話が出てきます。スポーツの世界では、スポーツ科学における知見によって、科学的トレーニングへの移行などの正の側面とドーピングの不正使用などの負の側面が生じたということがあると思いますが、脳の世界でもこと記憶という点については、最近の脳科学における知見によってこれと同様のレベルまで近づきつつあるような印象を受けました。
一方、『進化しすぎた脳』は前者の6年後 (昨年) に出版されており、高校生への数日間の講義をまとめたものです。対話形式の本は概して内容が薄かったりするのであまり読まないのですが、この本では最先端の研究を扱っていることもあり、その内容は衝撃的でした。もちろん現在の脳科学ではまだ解明できていない事は数多くありますが、最新の研究の話からは脳がコンピュータと比較して論じうるような、一つのアーキテクチャに過ぎない側面を垣間見ることができます。この本は前者に比べると脳全般に関する話が多いです。本書の最後は脳科学だけでなく、科学全般の話に及んでおり、印象に残る結び方でした。