2009 年 8 月 16 日

Stanford University に到着

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 10:25 AM

昨日 UC Berkeley から BART と Caltrain に乗り、正午過ぎに Stanford University に到着しました。この移動は 3 時間程度の短いものでしたが、スーツケース数個を抱えていたため非常に疲れました。それに加えて、到着したのが金曜の午後だったためいくつかのオフィスは閉まっていたので、学生証の取得や銀行口座の開設などの本格的な準備はまだ進めることができていません。現在は一時的に大学院生が利用できる学部生用の寮に泊まっています。今秋からの住居については、同じくキャンパス内にある大学院生用の寮が先日アサインされて一安心しました。

上記の移動の際にとりわけ印象的だったのは、こちらは何も言っていないにもかかわらず、Stanford University 周辺の人々が次々に親切にも詳細な地図を見せてくれたり、私の目的地までの最適なルートを教えてくれたり、しまいにはキャンパス内で私の寮まで車で運んでくれたりしたことです。どうしてそこまで親切なのかは良く分かりませんが、この国に根付いているボランティア精神と関係があるのかも知れません。

振り返ってみると 2007 年 11 月に米国大学院への留学を決意してから約 1 年 9 ヶ月かかってここまで来ましたが、それも Stanford University での第一歩に過ぎません。何事も最初がとても大切なので、授業が開始する前のこの約 1 ヶ月間では生活のセットアップ、英語やコンピュータサイエンスの勉強などに最善を尽くすようにしたいと思います。

2009 年 8 月 14 日

サマープログラムの受講を終えて

カテゴリー: English, Studying Abroad — araki @ 4:47 PM

UC Berkeley での 3 週間のサマープログラムを受講し終えました。毎日結構な量の宿題が出てなかなか大変でしたが、先生の方も添削するのが大変なようでした。ただ、以前のポストにも少し書きましたが、やはり 3 週間という期間は英語力 (特に listening/speaking 能力) を向上させるには短いです。それでも、直前に ESL 8 から ESL 9 に切り替えたのは正解だったように思います。受講した 2 つのクラスの感想を簡単に書いておきます。

  • Grammar and Vocabulary for Written English
  • 基本的には文法と語彙の復習でしたが、上級者でも誤りやすい定冠詞/不定冠詞の使用法など、中には役立ったトピックもありました。生徒のレベルにばらつきがあり、レベルの高い人 (例えば同時通訳者を目指しているという中国の女子学生など) の英語力は相当高かったように思います。

  • Oral Communication Skills
  • 前者に比べるとやや緩い印象を受けました。それでも、例えば街の人にインタビューをさせたり、皆で UC Berkeley の美術館へ行って鑑賞したものをディスカッションさせたりするなど、授業には工夫が凝らされていました。最終日にはグループごとにプレゼンテーションをしました。

授業に出席しているとクラスメートとはすぐ仲良くなりますが、受講中のクラスとは関係のない方 (日本人と日本人以外の両方) とも I-House の中で挨拶や立ち話を交わしているうちに知り合いになれたのも良かったです。

2009 年 8 月 3 日

International House at UC Berkeley

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 5:04 PM

UC Berkeley に来て一週間が経ち、こちらの生活に少しずつ慣れてきました。UC Berkeley では International House (通称 I-House) というハウスに住んでいます。1930 年に開館して以来、このハウスにはノーベル賞受賞者や緒方貞子氏など著名な方もお住まいになったことがあり、実際に中に入ってみると所々に歴史の重みを感じさせます。ただ、それだけ古いので最近の耐震基準を満たせなくなっているようであり、部分的な改修を繰り返している模様です。I-House は Berkeley を含めて世界 15 箇所に有ります。アジアでは唯一日本にあり、東京 (六本木) にある国際文化会館がそれに当たります。

今回は国際交流にも興味があったのと、I-House の方が Summer Visitor Housing より数万円ほど費用が安いので部屋が空いていないかどうかを問い合わせていたのですが、先月の頭になって Housing Office から「部屋が空いたので申し込みを検討してください」というメールが届きました。約 3 週間という短期間の滞在であっても申し込みに際しては書類審査 (審査料 $35) を受ける必要がありました。その審査の結果、入居の許可が下りました。

I-House の写真を載せておきます。


I-House の正面玄関です。


私の部屋からの眺めです。San Francisco Bay が見えます。

このハウスではトイレやシャワーは共同であり不便なところもありますが、気に入っているのは天井の高い食堂です。壁には大きな絵画が飾られており、朝はクラシック音楽とともに朝食を楽しむことができます。食事については洋食を中心として様々なメニューを取り揃えていますが、日本人の私としては魚料理の頻度と量をもう少し増やしてもらいたいところです。ハウスの入居者に関してはインターナショナルというだけあって世界各国から学生や教職員が集まっているようであり、日本人も何人か住んでいます。インターネット環境に関しては各部屋に有線 LAN が配備されており、無線 LAN も利用可能です (ただし有料で、$40 必要です)。

国際交流に関連して、日本での出国前の準備について書いておきます。出国前は当分行けなくなるであろう日本の美術館などに足を運びたかったのですが、結局準備の関係でそこまですることができませんでした。そこで、以下の事を済ませました。

今回の滞在は、英語と専門の勉強が主な目的です。ただ、短期間ながらも I-House に入居することができたので、自分にできる範囲の国際交流を楽しみながら有意義に過ごしたいと思います。

2009 年 7 月 30 日

UC Berkeley に到着

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 1:59 PM

サンフランシスコ空港 (SFO) に現地時間の 7/26 正午頃に到着しました。今回は安い航空券を選んで成田発ソウル (仁川国際空港) 経由の便を利用したのですが、計約 19 時間のフライトでなかなか大変でした (経由地で 5 時間ほど過ごしました)。SFO から BART に乗り、UC Berkeley に到着しました。その翌日から早速授業に出席し、宿題などに追われています。落ち着いたら UC Berkeley、受講中のプログラムやこちらの住居などについて書こうと思います。

2009 年 7 月 9 日

F-1 ビザを取得

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 2:29 PM

先日、ビザ面接のため東京 (赤坂) の米国大使館へ行ってきました。夏は出国が多いためか、大使館の中はビザ申請者で混み合っていました。初めてのビザ面接なのでそれなりに緊張して、前日に申請書類を再度見返したり想定される質問に対する答えをいくつか用意したりしていたのですが、結果的には面接自体は非常にあっけなくて、英語で二つ三つ質問されたくらいで正味 1 分程度で終わりました。時間としては 8:00 前に大使館に到着し、9:40 頃には大使館を出ました。面接の最後に「ビザは 1 週間程度で届きます」と言われたのですが、翌日の午前中に自宅に郵送されてきました。この辺の事情はよく分かりませんが、出国まであまり長くないので配慮していただいたのかも知れません。

振り返ってみると、ビザ申請書類の作成はなかなか大変でした。作成方法については大使館のページなどに事細かく注意事項などが書かれているので、それらを参照して一人で作成しました。普通はビザを取得してから航空券などの準備をするものと思いますが、今回は出国まであまり日が無かったので事前に可能な準備は済ませていました。そのため、ここでミスをすると全てが狂ってしまうと思いながら、慎重に書類を作成しました。結果的には、ビザ申請書類の用意には全部で数週間くらいはかかりました。ともあれ無事に F-1 ビザを取得でき、まずは一安心しました。

ビザ面接の帰りに日米教育委員会の資料室に立ち寄り、事前にメールで問い合わせていた渡米前オリエンテーションの DVD をお借りしました。返却は梱包の上、郵送でも良いということでした。また、ビザ面接の前日には都庁の中にある新宿運転免許更新センターで国際運転免許証を申請し、取得しておきました。念のため上記の一連の重要書類 (I-20 なども含む) はスキャナでスキャンし、紙のコピーも取っておきました。

2009 年 7 月 7 日

Computer Science 卒業生と MBA 同期留学生のお二人と会食

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 9:45 PM

先日ちょっとしたご縁で、私と同じく今年の秋から留学する予定のスタンフォード大学 MBA 生の方とお会いする機会がありました。さらに、幸運にもその方のご紹介で、私がまさにこれから留学しようとしている Computer Science の M.S. プログラムを昨年修了された卒業生をご紹介頂き、お話をお伺いすることができました。留学前にこのお二人 (ともに日本人) にお会いできたのは私にとってかなり大きく、特に卒業生の方には同プログラムや留学生活について様々なアドバイスを頂きました。ありがとうございました。

2009 年 6 月 21 日

渡米準備

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 1:05 PM

合格通知から 1 ヶ月以上経ちましたが、相変わらず渡米準備に忙殺されています。むしろ最近では、渡米準備というのは英語や Study Skills の勉強、今秋の授業の予習などを含めて考えれば終わりがないものであって、最後はどこまでやって踏ん切りを付けるかということであると捉え直すようになりました。

渡米時期は 7 月下旬の予定です。最初に UC Berkeley のサマープログラム (7/27 - 8/14 の 3 週間) を受講し、その後 Stanford 入りします。優先順位が高いと思われる順に、個別の準備を書き記しておきます。SJA (Stanford Japanese Association, スタンフォード日本人会) など先人の方々が築き上げられた貴重な情報群が大変参考になりました。

  • パスポート
  • 昨年 10 年用のパスポートを更新しておいたので、これは心配要りませんでした。

  • ビザ
  • サマープログラムの選定が遅れたため (後述)、ビザの手続きもやや遅れており、目下最大の懸案事項です。I-20 は取得済みであり、来月上旬には米国大使館で面接を受ける予定です。ビザは面接後 1 週間程度で届くようなので、何とか渡米までには間に合うかと思っていますが、予断を許さない状況です。書類不備などでビザの取得が遅滞しないように最後の最後まで慎重さが求められそうです。現在は最初のビザ発行に必要な書類や UC Berkeley から Stanford への I-20 トランスファー用のフォームを用意しています。

  • サマープログラム
  • 最初に良いと思ったのは、Stanford の EFS 688 です。リスニングやライティング (最後は research paper を仕上げるようです) などのトレーニングが充実した、非常に intensive な 6 週間のクラス (7/6 - 8/14) のようです。費用は授業料 $4,686 + 生活費その他 $3,534 で計 $8,220 となっており、高額です。ただ高額ではあるものの、英語の授業の質が高そうなのと Stanford での友達作りにもなるので本当はこれに申し込みたかったのですが、今回は渡米準備が授業開始までに間に合わず、途中参加の交渉も断られてしまったので、別のプログラムを探すことにしました。

    次に良いと思ったのは、UC Berkeley の Summer English Language InstituteESL 8 です。Stanford に地理的に近いことに加えて、この大学も訪れてみたいという気持ちもありました。このプログラムを受講された方のブログを見つけ、その方にメールを送らせていただいたところ、その方はとても親切な方でご友人をメールベースでご紹介頂いたりして、そのプログラムについて色々と教えていただきました。その時に頂いたアドバイスをまとめると、第一にそもそも 3 週間という短期間では英語力はあまり伸びない、第二にカリキュラム内容もその後の大学院での勉学に役立つかどうかという観点で考えると良くないということでした。前者については、今回のように渡米準備が遅くなってしまった私にとっては選択肢が少なかったので仕方が無いように思えました。後者については具体的には、高校で習ったような文法の復習や (アカデミックとは単語が異なる) 小説のリーディングであったり、フィールドワークでサンフランシスコの近くの島に観光に行ったりするという内容であったそうです。

    後者の点を考慮して ESL 8 の受講を取り止めることにして、UC Berkeley 以外の大学のプログラムも探しました。しかしながら、その多くが 7 月上旬開始であり、私の希望するスケジュール (7 月下旬開始) に合うようなプログラムが見当たりませんでした。結局、同プログラムの ESL 9 に切り替えました。このコースは ESL 8 と違って英語を母語としない留学生を対象としたコースではありません。なので、英語力の requirement を満たしていることを示す必要がありました。そこで、TOEFL のオフィシャルレポートのコピーをメールで送ったところ受講許可が下りました。受講予定のクラスは、”Grammar and Vocabulary for Written English” と “Oral Communication Skills” というクラスです。教材や授業の進め方などに興味があるので、メールで問い合わせています。

  • 留学中の寮の確保
  • 今回合格通知が出たのが少し遅かったので、申し込んだ時点で waiting list に載りました。この結果のアナウンスは来月なのでそれまではどうなるか分からない状態であり、これも懸案事項の一つです。Stanford の Housing Office に問い合わせたところ、寮に入れる可能性は高いとのことですが、正式なアナウンスを受けるまでは油断できません。

  • 入寮までの宿泊先
  • サマープログラムの宿泊地に関しては、英語だけでなく Computer Science の勉強も心穏やかに進めたいと思ったので、一人部屋を希望しました。最初にやや料金が高い Visitor Housing を予約し、その後同条件のより安価な部屋やホームステイなどを模索しています。

    次に、サマープログラム後から Stanford 入寮前までの滞在先を Stanford 周辺で探しました。この時は SJA に載っている住居情報を参考にさせていただきながら、スタンフォード関係者に対して割引のあるホテルを探しました。通常価格が $85 (+ tax per night) でスタンフォード関係者価格が $75 のホテルに対して、これから入学する学生で少し長めに滞在するので安くしてもらえないかと交渉したところ、$65 でオファーすると言っていただきました。

  • 航空券
  • 成田空港発サンフランシスコ空港着の片道航空券を予約しました。最近は航空券も電子化されたようで、e チケットを出発日の一週間前までに送ります、という連絡が届きました。

  • SJA への入会
  • 最初の 1 年 (特に最初の生活セットアップ) ではムービングセールなどの情報が大変有用と思われるので入会しました。Paypal で年会費 $21 を支払いました。現在は、最初に購入しようと考えている自転車の情報を伺っています。

  • 銀行口座の開設
  • 最初にシティバンクの口座を開設しましたが、友人によると SFCU (Stanford Federal Credit Union) が Stanford では便利なようであり、国際送金も受け付けているので、今回の留学ではこれで十分なように思えてきました。これについては要検討です。

  • 予防接種
  • 実家で母子手帳を探してもらって、必要な予防接種を確認しました。次に、予防接種を行っている診療所を探し、適当な時間で予約しました。

  • 親知らずの治療
  • 米国の歯科治療は医療水準は進んでいるものの、非常に高額であるという話をよく聞きます。また、留学中の貴重な時間を親知らずの治療に取られてしまうのはもったいないです。そこで渡米前に親知らずの治療を済ませておくことにしました。私の下の親知らずは横向きに生えており治療が難しいタイプの歯であったので、近所の歯医者で紹介状を書いてもらい、大学病院へ行って抜歯しました。その関係で、日米教育委員会主催の渡米前オリエンテーションをキャンセルせざるを得なかったのが残念でした。

転出届、住民票、国民年金や国際運転免許証などの手続きは来月行う予定です。

こうして振り返ってみると慌しい渡米準備からくる不安感は否めませんが、現在は無事に留学生活を始められることを願うばかりです。合格後に、推薦状を書いていただいた教授へご挨拶に伺ったのですが、その時にその先生が仰っていたのは日本人は一般的に謙虚なので少し図々しいくらいでちょうど良いという意味のことでした。アメリカは移民の国なので以心伝心のようなものはなく、思ったことははっきりと口にして主張した方が良いというお話も聞きました。このようなご助言は後々も役に立ちそうです。

また、用意周到な準備は重要ですが、どんなに綿密に準備を進めたとしても予期せぬトラブルは起こり得るので、事前にできるだけのことはして、後は何か起きても何とかなるだろうという気構えでいることも大切な気がしました。最後に、今回の渡米準備に主に活用させていただいている情報源を書いておきます。

2009 年 5 月 30 日

米国大学院に合格

カテゴリー: Studying Abroad — araki @ 9:53 AM

先日、スタンフォード大学コンピュータサイエンス学部より M.S. プログラム合格という旨の連絡を頂きました。私は既に日本の大学院で修士号 (M.Eng.) を取得していますが、この M.S. プログラムへの進学は今後の目標を達成するための良い準備になると考え、入学することにいたしました。

当ブログはもともと技術的な内容を中心に、自分の身の回りの雑多な事をつらつらと書いていこうと比較的気楽な感じで始めたので、今回の留学を含めて私自身のキャリアについてはこれまで触れていませんでした。なので、まず私の留学準備などについて少し書いておきます。

スタンフォード大学には 2006 年 9 月に高校の同級生に会うために訪れたことがあり、カリフォルニア州の穏やかな気候も相まって、勉学の場としての環境の素晴らしさに感銘を受けました。当時は同大学院を受験しようという気概はまだ持っていませんでしたが、これも何かのご縁だったのかも知れません。

その後 2007 年 11 月に留学を決意し、それ以来仕事と並行しながら留学準備を進めていたのですが、その過程で家族、会社のメンバー、友人や知人など多くの方に応援していただきました。特に、米国大学院に現在留学中、あるいは既に卒業された方の作られた Web サイトを拝見したり、その方達と多数のメールをやり取りさせていただいたのは大変有難かったです。皆さま非常にお忙しいと思われるところ、見ず知らずの私の質問などに快く返答していただき、その親切心に感激いたしました。ありがとうございました。

私はまだ渡米準備段階の身であり、その恩返しという程度には至らないとは思いますが、留学関連のブログ記事を書いていくことで留学 (特に米国大学院のコンピュータサイエンス学部への留学) を検討している方の一助にもなるかも知れないと思い、当ブログに Studying Abroad というカテゴリを作り、留学に関連する事柄を書いていくことにします。

と言っても、渡米準備に忙殺されている近々では自分の備忘のために様々なことを記録しておくという意味合いが強いかも知れませんし、また渡米後も苦労の連続でブログどころではないかも知れません。そういう意味では留学準備のノウハウ (例えば TOEFL、GRE などのテストやエッセイの対策) をまとめるというよりは、現在進行形の留学記のようなものになると思いますが、いずれにせよ自分なりのペースで書き綴っていくことにします。

荒木 淳

2009 年 5 月 6 日

第 19 回世界コンピュータ将棋選手権大会に参加

カテゴリー: Event, Research — araki @ 10:22 AM

昨年は多忙のため参加できなかったのですが、今年は第 19 回世界コンピュータ将棋選手権大会に参加してきました。昨年の 6 位だった大槻将棋が準優勝しました。今回自分は全くと言っていいほど貢献が無かったのに表彰式に出させてもらい、大変恐縮でした。

昨年は優勝、準優勝プログラムがエキシビジョンマッチながらアマトップを破るという快挙が生まれましたが、今年は多くのチームが全体的にさらに強くなり、実力が伯仲した印象を受けました。決勝戦で昨年の上位チームがことごとく負けたこともこの裏付けです。この主たる要因は、プロ棋士の棋譜を中心として数万局程度の棋譜を機械学習させるというソフトウェア上の技術改良 (いわゆる Bonanza 学習) が 2006 年に広まり、ほとんどのチームがそれを取り入れてきた結果であろうと思います。将棋のレベルについては、双方 25 分の持ち時間で指される対局中に将棋アマチュアの私がもはや指し手の良し悪しをどうこう言えるレベルではありませんでした (特に中終盤)。

来年以降も楽しみです。

2009 年 4 月 9 日

Python での日本語文字コード判定

カテゴリー: Programming Language, Software, Tips — araki @ 12:06 AM

EUC-JP、Shift_JIS、UTF-8 の文字コードが混在したテキストを解析する機会があって、その時にいくつか方法があったのですが、python の pykf と chardet を使って、文字コードを自動判定して全て EUC-JP に統一するというスクリプトを書きました。chardet は短い文字列に弱いらしいので second guess にしました。


# -*- coding: utf-8 -*-

import sys
import pykf
import chardet

def main():
    f = open(sys.argv[1])

    line = f.readline()
    while line:
        code_changed_line = to_euc(line)
        print code_changed_line
        line = f.readline()

    f.close()

def to_euc(text):
    c = pykf.guess(text)
    sc = second_guess(text)

    if c is pykf.EUC:
        return text
    elif c is pykf.UTF8:
        try:
            return unicode(text, 'utf8').encode('euc-jp')
        except:
            return text
    elif c in (pykf.SJIS, pykf.JIS):
        try:
            return unicode(text, 'utf8').encode('euc-jp')
        except:
            return pykf.toeuc(text)
    else:
        return text

def second_guess(text):
    sc = chardet.detect(text)
    return sc

if __name__ == "__main__":
    argc = len(sys.argv)
    if (argc != 2):
        print "Usage: python %s filename" % sys.argv[0]
        sys.exit(1)

    main()

インストールの手順は以下の通りです。手順自体は簡単ですが、pykf についてはダウンロード可能なサイトがいくつかあり、中にはモジュールが足りずにインストールが失敗するもの (例えば、SourceForge.jp 上のものなど) もあったため、少々厄介でした。


$ wget http://archives.sertice.org/devs/linux/cvs/pykf-0.3.4.tgz
$ tar xvfz pykf-0.3.4.tgz
$ cd pykf-0.3.4
$ python setup.py build
$ python setup.py install

$ wget http://chardet.feedparser.org/download/chardet-1.0.1.tgz
$ tar xvfz chardet-1.0.1.tgz
$ cd chardet-1.0.1
$ python setup.py install

参考にさせていただいたサイトをメモしておきます。

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