久しぶりの更新です。今学期もこれまで通り RA とクラスの受講を継続しました。今学期はクラスへのワークロードをこれまでより少なくしたのですが、それでも次から次へと慣れていない出来事が起こってくるので大変でした。期末試験最終日に行われたあるクラスのプレゼンテーションでは、その前日に不覚にも風邪を引いてしまったのですが、何とか乗り切りました。
ただ全般的にはクォータ内のワークロードの大まかな傾向 (例えば Midterm までの前半に課題等が集中しやすいなど) が感覚的に掴めるようになったので、これまでよりは上手くやれたような気がします。このポストは単なる雑記の羅列ですが、備忘の意味も込めて、先学期の終わりからの出来事を時系列の降順に書いておきます。
- 転居準備 (6 月)
ルームメイトが 6 月頭にキャンパス外の家に引っ越してしまったのですが、私も 5 月に別の寮へのアサインが決まったので、入居時期の交渉とともに転居の準備を少しずつ進めています。今回は転居と言ってもキャンパス内の移動なので、それ程大した手間ではないです。
- 新卒業要件のアナウンス (5 月)
5 月下旬に、私が現在在籍している MS プログラムの卒業単位要件が今秋から変更されるというアナウンスがありました。資料がやや分かりにくいのですが、こちらに置いてあります。今秋より以前に入学した学生は入学当時の卒業単位要件のままでも良く、新要件で卒業するかどうかは本人の選択に委ねられています。これまでの学生生活の中で自分の専門分野に近しい学科が新しく創設されるといった変化は経験したことがありますが、在籍中の学科の卒業要件が変わるといった経験は初めてです。今回の変更の趣旨は、MS プログラムの学生が早めに研究に携われるように、必須科目と専門科目の選択の可能性をより柔軟にしたということのようです。選択肢が増えるのは基本的には良いことですが、これまでに取得した単位と照らし合わせて新要件を吟味する必要が出てきました。
- クレジットカード勧誘のダイレクトメール (5 月)
今年の 1 月末に学内の SFCU で学生向けのクレジットカードを作ったのですが、その後友人のアドバイスに従って毎月支払い期限の一週間くらい前には支払いを済ませるようにしていました。そうしたところ、5 月頃からクレジットカード勧誘のダイレクトメールがちらほら届くようになりました。クレジットカードは基本的に複数枚持っていた方がクレジットスコアを上げるには良いようなので、後で適当なタイミングでクレジットスコアの確認とクレジットカードの選定/申請をしようと思っています。
- 確定申告 (4 月)
私は日本では確定申告をしたことがなかったのですが、ここ米国で初めて確定申告 (Tax filing) をしました。米国では会社員であっても給与所得者一人一人が確定申告をする仕組みであり、それは大学院生 (留学生) も例外ではありません。米国税法上のステータス区分に始まり、各種フォームの作成など、確定申告自体が初めての私にはなかなか大変でした。スタンフォード大学で 4/1 に開催された留学生用の Taxation workshop に参加したのですが、そもそも Tax filing に関する情報量が膨大であることもあり、説明も分かりにくく思えました。友人や知人にメールで質問したりして、何とか済ませることができました。
実際の手順ですが、Federal 用のフォームについては CINTAX というオンラインソフトウェアのアカウントが大学側から提供されるので、それを利用することで比較的簡単に作成することができました。4/5 にフォームを発送し、4/28 に銀行口座に還付金が振り込まれていました。State 用のフォームについては CalFile などのカリフォルニア州の公的な電子サービスがあるのですが、これらは 2 年目から使えるようであり、今回は自分で一から作成せざるを得ませんでした。4/12 にフォームを発送し、5/20 に同様に還付金が振り込まれていました。Tax filing を通して、否が応にもある一定のフィナンシャルリテラシーが身に付くようになる気がします。今回の Tax filing で参考にさせていただいたサイトへのリンクを載せておきます。
Masayuki Wakana, CPA (若菜雅幸 米国公認会計士)
- AAAI への入会 (4 月)
Association for the Advancement of Artificial Intelligence (AAAI) に入会しました。AAAI の正式名称は、以前は American Association for Artificial Intelligence でしたが、国際性を配慮して 2007 年に今の名称に変更したようです。日本語に直訳すると、「人工知能推進協会」のようになるでしょうか。略称は以前と変わらず、AAAI のままです。この学会も会員専用のリソースが非常に豊富です。2010 年 6 月現在、米国内の学生会員 (Student membership) の年会費は $55.00 になっています。
- ルームメイトの和食テイスティング (3 月)
以前のポストに書いたようにルームメイトはインド系二世のアメリカ人なのですが、彼は意外に和食好きだということが分かりました。昨年末のある週末に彼が風邪を引いて寝込んでしまった時があったのですが、風邪に良いだろうと思って、私の作った味噌汁を分けてあげました。母親のインド料理を中心として育ってきた彼は、それまでは寿司は食べたことはあるが、味噌汁は初めてだということでした。ところが、彼は私の作った味噌汁を美味しいと言います。最初はお世辞を言っているのかと思っていたのですが、その後も何回か分けてあげていると、どうも本気で美味しいと思っているようだということが分かってきました。スプーンで味噌汁を食べながら、”This is tasty, Jun!” と言っている姿が可笑しかったので、もう少しチャレンジングな和食を実験したくなりました。まず豆腐とえのきを味噌汁に加えて食べさせたところ、全く問題ありませんでした。次に納豆をご飯と一緒に食べさせてみたところ、さすがに美味しそうな顔はしていませんでしたが、それでも普通に食べていました。寿司のような代表的な和食を好む米国人は多いようですが、味噌汁などの基本的な和食を好む米国人も結構多いのかも知れません。
- ジョギングの再開 (3 月)
渡米前に日本で続けていたジョギングを春休みに再開しました。スタンフォード大学周辺は緑も多く、ジョギングなどの運動をするのは非常に快適です。学期中は忙しくてなかなか時間が取れないのですが、今度は大学のジムにも行ってみようと思っています。
12/7 (月) から 12/11 (金) までの一週間が期末試験期間だったのですが、それが先週終わり、この秋クォータも終了しました。今学期は私にとって米国大学院での初めての学期だったわけですが、通常クラス 2 コマ+セミナー 2 コマ+half-time RA (週 20 時間) をこなしました。学期の前からある程度予想していましたが、本当にあっという間の一学期でした。
その時その時で自分なりにクラスと RA のバランスを考えながらやっていたと思いますが、それでも今手帳を見ながら振り返ってみると様々な改善点が浮かんできます。この冬休みでは、一息入れながら今学期の振り返り、来学期の予習やその他の雑事を進めています。また、私が今在籍している M.S. プログラムは基本的に 2 年間のプログラムなのですが、もう来年はその次のステップのための活動をしている時期でもあるので、慎重に 2010 年の計画を立ててみようと思います。
8 月中旬にスタンフォードに到着してから 2 ヶ月弱が経ち、生活自体にはだいぶ慣れてきましたが、それでも授業が始まったこともあり、相変わらず毎日目が回るような忙しさが続いています。そのような中で、先日スタンフォード大学言語情報センター (CSLI: Center for the Study of Language and Information) の Computational Semantics Laboratory より Research Assistantship (RA) のオファーを頂きました。これにより、この秋クォータの授業料が全額免除され、さらに stipend というお給料を頂くことになりました。
スタンフォード大学コンピュータサイエンス学部の M.S. プログラムでは Ph.D. プログラムと違って財政援助 (financial support) が保証されていません (米国内の他の大学も同じような状況のところが多いと思います)。その状況下で私は RA をさせていただける研究室を模索していました。まだ慣れない英語での面接ではあまりうまく自分をアピールできていなかったので正直自信が無かったのですが、この RA オファーの知らせを頂いた時は大学院合格の知らせを頂いた時と同じくらいに嬉しかったです。
少し冷静になって、この私という一学生の授業料と生活費になるお金の出処を考えてみると、それは基本的に教授が獲得してきたグラントです。さらに突き詰めて考えると、そのグラントには (全てではないにしても) 米国市民の税金が含まれているはずです。その対価として従事する研究活動に当然ながら責任を感じます。
授業の方も大量の宿題が毎週のように出ている中で、RA も加わるとなると今の自分の限界を少し越えているような気もしますが、この最初のクォータが正念場になることは間違いないので必死に頑張っていこうと思います。その一方で、留学体験者の話で留学後数ヶ月くらい経って慣れてきた頃に体調を崩す方が多いという話を聞いたことがありますので、体調管理には特に気を付けようと思います。
スタンフォードに到着してから 2 週間が経ち、こちらでの生活の基盤を徐々に築きつつあります。備忘の意味も込めて、生活のセットアップに関してこれまでにしたことを書いておきます。
- 学生証の取得
多少の紆余曲折はありましたが、Card Office で何とか取得できました。
- 合格通知書 (letter of acceptance) の取得
Computer Science Department からの合格通知はメールで届いたのですが、Department にコンタクトを取って、正式な合格通知書 (レター) を取得しました。
- 自転車の購入・防犯登録
キャンパス内を動き回るには自転車が最も手軽で速いですが、キャンパス外でも自動車用道路の脇に自転車用のレーンがきちんと併設されており、自転車での通行の安全性が確保されているように思います。バスケット、ヘルメットや鍵などの付属品も購入しました。
- 銀行口座の開設
学生証の取得に時間を要することが分かったため学生証を取得していない段階で Stanford Federal Credit Union に足を運んだのですが、合格通知書とパスポートを以って口座を開設することができました。銀行口座の仕組みが日本とかなり違うので、その仕組みについて少しずつ学んでいます。
- 大学院生用の住居への入居交渉と転居
アサインされた大学院生用の住居への入居日を早めて欲しいとお願いしていたのですが、許可していただき、予定よりも早く入居できました。アサインされたその住居は結局私の第 6 希望で、少し広めなものの家賃がやや高いです。インド系アメリカ人 2 世の Ph.D. 学生 (化学専攻) と小さな家をシェアしています。
- 生活物資の調達
キャンパスの西に自転車で片道 15 分ほど行ったところにスーパー (Safeway) やドラッグストア (CVS Pharmacy) が集まっているエリアが有り、ここで食品や日常の生活用品は一通り揃います。キャンパスからシャトルバスも出ているのですが、気持ちの良い運動になるので自転車で通っています。ただ、家具など少し大きな買い物をしようとすると車が必要です。この週末はルームメイトがヘルプしてくれる (車に乗せてもらう) ので大型スーパー (Wal-Mart) や日本食を扱っているスーパー (Nijiya) を開拓する予定です。
- 在留届の提出
住所の確定に伴い、インターネット (外務省のホームページ) で在サンフランシスコ総領事館に在留届を提出しました。
[2009.9.2 追記]
先週末は Wal-Mart、Target、Nijiya へ行ってきました。Nijiya では日本人店員と日本語を交わしながら買い物を楽しむことができますが、全体的に値段が若干高いように感じました。
昨日 UC Berkeley から BART と Caltrain に乗り、正午過ぎに Stanford University に到着しました。この移動は 3 時間程度の短いものでしたが、スーツケース数個を抱えていたため非常に疲れました。それに加えて、到着したのが金曜の午後だったためいくつかのオフィスは閉まっていたので、学生証の取得や銀行口座の開設などの本格的な準備はまだ進めることができていません。現在は一時的に大学院生が利用できる学部生用の寮に泊まっています。今秋からの住居については、同じくキャンパス内にある大学院生用の寮が先日アサインされて一安心しました。
上記の移動の際にとりわけ印象的だったのは、こちらは何も言っていないにもかかわらず、Stanford University 周辺の人々が次々に親切にも詳細な地図を見せてくれたり、私の目的地までの最適なルートを教えてくれたり、しまいにはキャンパス内で私の寮まで車で運んでくれたりしたことです。どうしてそこまで親切なのかは良く分かりませんが、この国に根付いているボランティア精神と関係があるのかも知れません。
振り返ってみると 2007 年 11 月に米国大学院への留学を決意してから約 1 年 9 ヶ月かかってここまで来ましたが、それも Stanford University での第一歩に過ぎません。何事も最初がとても大切なので、授業が開始する前のこの約 1 ヶ月間では生活のセットアップ、英語やコンピュータサイエンスの勉強などに最善を尽くすようにしたいと思います。



UC Berkeley での 3 週間のサマープログラムを受講し終えました。毎日結構な量の宿題が出てなかなか大変でしたが、先生の方も添削するのが大変なようでした。ただ、以前のポストにも少し書きましたが、やはり 3 週間という期間は英語力 (特に listening/speaking 能力) を向上させるには短いです。それでも、直前に ESL 8 から ESL 9 に切り替えたのは正解だったように思います。受講した 2 つのクラスの感想を簡単に書いておきます。
- Grammar and Vocabulary for Written English
基本的には文法と語彙の復習でしたが、上級者でも誤りやすい定冠詞/不定冠詞の使用法など、中には役立ったトピックもありました。生徒のレベルにばらつきがあり、レベルの高い人 (例えば同時通訳者を目指しているという中国の女子学生など) の英語力は相当高かったように思います。
- Oral Communication Skills
前者に比べるとやや緩い印象を受けました。それでも、例えば街の人にインタビューをさせたり、皆で UC Berkeley の美術館へ行って鑑賞したものをディスカッションさせたりするなど、授業には工夫が凝らされていました。最終日にはグループごとにプレゼンテーションをしました。
授業に出席しているとクラスメートとはすぐ仲良くなりますが、受講中のクラスとは関係のない方 (日本人と日本人以外の両方) とも I-House の中で挨拶や立ち話を交わしているうちに知り合いになれたのも良かったです。
UC Berkeley に来て一週間が経ち、こちらの生活に少しずつ慣れてきました。UC Berkeley では International House (通称 I-House) というハウスに住んでいます。1930 年に開館して以来、このハウスにはノーベル賞受賞者や緒方貞子氏など著名な方もお住まいになったことがあり、実際に中に入ってみると所々に歴史の重みを感じさせます。ただ、それだけ古いので最近の耐震基準を満たせなくなっているようであり、部分的な改修を繰り返している模様です。I-House は Berkeley を含めて世界 15 箇所に有ります。アジアでは唯一日本にあり、東京 (六本木) にある国際文化会館がそれに当たります。
今回は国際交流にも興味があったのと、I-House の方が Summer Visitor Housing より数万円ほど費用が安いので部屋が空いていないかどうかを問い合わせていたのですが、先月の頭になって Housing Office から「部屋が空いたので申し込みを検討してください」というメールが届きました。約 3 週間という短期間の滞在であっても申し込みに際しては書類審査 (審査料 $35) を受ける必要がありました。その審査の結果、入居の許可が下りました。
I-House の写真を載せておきます。

I-House の正面玄関です。

私の部屋からの眺めです。San Francisco Bay が見えます。
このハウスではトイレやシャワーは共同であり不便なところもありますが、気に入っているのは天井の高い食堂です。壁には大きな絵画が飾られており、朝はクラシック音楽とともに朝食を楽しむことができます。食事については洋食を中心として様々なメニューを取り揃えていますが、日本人の私としては魚料理の頻度と量をもう少し増やしてもらいたいところです。ハウスの入居者に関してはインターナショナルというだけあって世界各国から学生や教職員が集まっているようであり、日本人も何人か住んでいます。インターネット環境に関しては各部屋に有線 LAN が配備されており、無線 LAN も利用可能です (ただし有料で、$40 必要です)。
国際交流に関連して、日本での出国前の準備について書いておきます。出国前は当分行けなくなるであろう日本の美術館などに足を運びたかったのですが、結局準備の関係でそこまですることができませんでした。そこで、以下の事を済ませました。
今回の滞在は、英語と専門の勉強が主な目的です。ただ、短期間ながらも I-House に入居することができたので、自分にできる範囲の国際交流を楽しみながら有意義に過ごしたいと思います。
サンフランシスコ空港 (SFO) に現地時間の 7/26 正午頃に到着しました。今回は安い航空券を選んで成田発ソウル (仁川国際空港) 経由の便を利用したのですが、計約 19 時間のフライトでなかなか大変でした (経由地で 5 時間ほど過ごしました)。SFO から BART に乗り、UC Berkeley に到着しました。その翌日から早速授業に出席し、宿題などに追われています。落ち着いたら UC Berkeley、受講中のプログラムやこちらの住居などについて書こうと思います。
先日、ビザ面接のため東京 (赤坂) の米国大使館へ行ってきました。夏は出国が多いためか、大使館の中はビザ申請者で混み合っていました。初めてのビザ面接なのでそれなりに緊張して、前日に申請書類を再度見返したり想定される質問に対する答えをいくつか用意したりしていたのですが、結果的には面接自体は非常にあっけなくて、英語で二つ三つ質問されたくらいで正味 1 分程度で終わりました。時間としては 8:00 前に大使館に到着し、9:40 頃には大使館を出ました。面接の最後に「ビザは 1 週間程度で届きます」と言われたのですが、翌日の午前中に自宅に郵送されてきました。この辺の事情はよく分かりませんが、出国まであまり長くないので配慮していただいたのかも知れません。
振り返ってみると、ビザ申請書類の作成はなかなか大変でした。作成方法については大使館のページなどに事細かく注意事項などが書かれているので、それらを参照して一人で作成しました。普通はビザを取得してから航空券などの準備をするものと思いますが、今回は出国まであまり日が無かったので事前に可能な準備は済ませていました。そのため、ここでミスをすると全てが狂ってしまうと思いながら、慎重に書類を作成しました。結果的には、ビザ申請書類の用意には全部で数週間くらいはかかりました。ともあれ無事に F-1 ビザを取得でき、まずは一安心しました。
ビザ面接の帰りに日米教育委員会の資料室に立ち寄り、事前にメールで問い合わせていた渡米前オリエンテーションの DVD をお借りしました。返却は梱包の上、郵送でも良いということでした。また、ビザ面接の前日には都庁の中にある新宿運転免許更新センターで国際運転免許証を申請し、取得しておきました。念のため上記の一連の重要書類 (I-20 なども含む) はスキャナでスキャンし、紙のコピーも取っておきました。
先日ちょっとしたご縁で、私と同じく今年の秋から留学する予定のスタンフォード大学 MBA 生の方とお会いする機会がありました。さらに、幸運にもその方のご紹介で、私がまさにこれから留学しようとしている Computer Science の M.S. プログラムを昨年修了された卒業生をご紹介頂き、お話をお伺いすることができました。留学前にこのお二人 (ともに日本人) にお会いできたのは私にとってかなり大きく、特に卒業生の方には同プログラムや留学生活について様々なアドバイスを頂きました。ありがとうございました。