先日、『新編 英和活用大辞典』という辞典を購入しました。かなり大きな辞典なので CD-ROM 版の方にするか迷いましたが、一覧性を重視して書籍版を選びました。
この辞典の旧版は、日本の英学史上の巨星の一人、勝俣銓吉郎氏の『新英和活用大辞典』という辞典です。氏は、英字新聞記者を経て 1906 年に早大講師、のち教授となった方ですが、語と語の繋がりを示す連語 (コロケーション) に着目し、50 年の歳月をかけて何十万ものコロケーションをカードとペンで収集し、結果として約 20 万の用例を辞典に収録しました。編纂の段階では「視力減退のため」自身で校正もできないほどになっていたらしいです。勝俣銓吉郎氏のご尽力の凄まじさにはただ感服するしかありません。同時に、日本にもこういう辞典があるのだなと思いました。
その新版である『新編 英和活用大辞典』は、ネイティブによるチェックが入り、旧版 (約 20 万用例収録) と比べると記述の 8 割が一新され、用例数は約 38 万になったようです。記述の 8 割が一新されたとしても、氏が人生の大半を費して辞典の中に結晶化したコロケーションに関する洞察は未だに根付いていて、その息吹が辞典から読み取れることを期待します。値段 (16,800 円) は高価ですが、それに見合う辞典かと思います。
参考にさせていただいたリンクをメモしておきます。
気分転換用に少しずつ読み進めていこうと思って最近購入した本が面白いので、メモしておきます。
数学者が数学を使って事件を解決するというストーリーなのですが、使われている数学は結構高度で、Neural Network や Bayesian Inference など応用数学の分野の手法が普通に出てきます。ただ、それだからと言って難解な数学用語がどんどん出てくるわけではなく、比較的平易な英語で例を交えながら分かり易く説明されています。
もともとは米国で金曜日の 22 時から放送されているテレビドラマらしく、そのドラマでは FBI 捜査官の兄と数学者の弟のコンビが活躍する設定のようです。日本では FOXCRIME で放送されています。DVD が出たら借りて見てみたいです。
本にしてもドラマにしても、数学が実世界に役立つということをシンプルに伝えるには良い教材なのではないでしょうか。今までにないタイプのストーリーのような気がします。本については邦訳も出ています。
最近何かと脳に関する話題を耳にする機会が多いので、脳科学者の池谷裕二氏の書籍を寸暇に読み進めていたのですが、ようやく読み終わりました。興味深かったので感想を書いておきます。
『記憶力を強くする』では、序文の中で「現代脳科学はすでに「記憶力」を増強させるための手かがりをつかんでいます。」とある通り、脳科学の最新の知見から記憶について様々なヒントを与えてくれます。話の進め方は科学者らしく論理的で、読み易いと思います。最後の方には記憶力増強に関する話が出てきます。スポーツの世界では、スポーツ科学における知見によって、科学的トレーニングへの移行などの正の側面とドーピングの不正使用などの負の側面が生じたということがあると思いますが、脳の世界でもこと記憶という点については、最近の脳科学における知見によってこれと同様のレベルまで近づきつつあるような印象を受けました。
一方、『進化しすぎた脳』は前者の6年後 (昨年) に出版されており、高校生への数日間の講義をまとめたものです。対話形式の本は概して内容が薄かったりするのであまり読まないのですが、この本では最先端の研究を扱っていることもあり、その内容は衝撃的でした。もちろん現在の脳科学ではまだ解明できていない事は数多くありますが、最新の研究の話からは脳がコンピュータと比較して論じうるような、一つのアーキテクチャに過ぎない側面を垣間見ることができます。この本は前者に比べると脳全般に関する話が多いです。本書の最後は脳科学だけでなく、科学全般の話に及んでおり、印象に残る結び方でした。
情報技術を専門にする身にとって損はないだろうと思って、以下の辞典を購入しました。辞典なのでそれなりに値は張りました。
数学辞典は1954年に初版が出ており、歴史を感じさせます。購入したのは、昨年約20年ぶりに改訂、出版された第4版です。個々の事項の説明が詳細で、その充実ぶりが窺えます。
一方、情報科学辞典は歴史はまだ浅く、1990年に初版が出版され、今回購入したのもそれです。不安だったのは、dog year という言葉もある情報科学分野で 18 年前の辞典で大丈夫だろうか、という点ですが、情報科学自体はもっと前から存在していたわけで、その知見が一冊に取りまとめられていて、辞書式に専門家の解説を参照できるのも有用だろうと思い直しました。
ただそうは言っても、さすがに 18 年も経つと情報技術分野に限らず新しい様々なトピックが出てきているものなので、今後の改訂が望まれます。岩波書店に問い合わせたところ、情報科学辞典の改訂は今のところ予定されていないようです。
自宅の本棚に収まったこれらの偉大な辞典を宝の持ち腐れにしないように、これから使い込まなければといったところです。
先日 Amazon で 12 冊の書籍を同時に購入しました。これまでの最高記録です。自宅の書籍がどんどん増えているので、ちょっとした管理アプリでも作ろうかと思案する今日この頃です。
そこで、Amazon Web Services 4.0 に対応している PyAWS を少し使ってみました。日本語でも特に問題なさそうです。ソースをダウンロードし、site-packages 以下に配置し、コマンドをいくつか叩いてみました。
>>> from pyaws import ecs
>>> ecs.setLocale('jp')
>>> ecs.setLicenseKey('[Access Key ID]')
# ISBN-10 で検索
>>> book = ecs.ItemLookup('4101152179')
>>> print book[0].Title
花神〈上〉 (新潮文庫)
# 書籍名で検索
>>> book = ecs.ItemSearch('ハッカーと画家')
>>> print book[0].Author
ポール グレアム
# 著者名で検索
>>> book = ecs.ItemSearch('司馬遼太郎')
>>> print len(book)
1581
司馬氏の著書数は実際何冊なのでしょうか。